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代替療法の存在

3月20日(土)の夜、NHKで代替療法についての番組をやっていたのでみてみました。

がん患者(だけじゃないと思いますが)にとって、代替療法の情報は切っても切れない関係のようで、いつも話題にのぼります。

私自身も、がんと告知され手術・放射線・ホルモン治療と進むなか、代替療法に興味を持ち、そして取り入れられるものがあればやってみようと、実際に生活の中に取り入れたものもあります。
でも、「がんを治す」という目的ではなく、「身体の応援をしてあげたい」というのが本来の目的でした。
どのようなものかというと、・食事内容に気を配る(食療法とまではいきません)・アロマセラピー・びわの葉温熱・はり・きゅう。。。などです。

実際、使えるお金が限られていましたし、お金をたくさんつぎ込めばよいというものではないことを、肌身に感じていたからです。

私のがんが父よりも早く発覚していたらどうなっていたかわかりません。でも父の食道がん末期の介護をですでに経験していたため、私は自分の時は周りの人がびっくりするほど冷静でいられました。(早期だったいうのもありますが)
あの時は、父には何としてでも元気になってほしいという思いで、高い金額にも関わらず健康食品などに手を出しました。
韓国から輸入してまで「メシマコブ」というきのこも手に入れました。
今思えば、その分のお金を私の交通費にあて、1日でも多く父の傍にいてあげることのほうが、父にとって一番の良薬だったような気がします。

番組の中では、代替療法とは何か、どんなものが代替療法というのか、代替療法の気をつける点などが始めにあげられていました。そして、今回の番組のメインテーマ(?)は、代替医療と謳われている「健康食品」や「治療器具」そして、それらを販売する「悪徳業者」についてでした。

まず、代替補完療法(医療)とは?(番組では“代替医療”となっていましたが、学会など正式な場では“補完代替医療”(Complementary and Alternative Medicine:CAM)と呼ばれいているようです)

・近代西洋医学の治療の代わり
 通常の治療と言われている、手術・放射線・化学治療を中心とした西洋医学以外の医療を代替療法(医療)というそうです。

・治療の補完
 ほとんどの代替医療はエビデンスがないため、通常の治療と同等の効果があると認められていませんが、「有効性がある」と認められているものもあります(例えば、はりきゅう・マッサージなど)

次に、代替療法(医療)にはどんなものがあるか?(ここはテレビよりも詳しく記述してあります)

大まかにわけて、
・「伝統医学」(インド医学:アーユルベーダなど、中医学:漢方、はりきゅうなど)

・「食事/自然療法」(マクロビオティック、ゲルソン療法、健康食品・サプリメント、ハーブ・アロマセラピーなど)

・「痛みやストレス軽減のボディーワーク」(指圧、整体、オステオパシー、リフレクソロジー、太極拳など)

・「心理療法」(イメージ療法/サイモント療法、リラクゼーション、音楽療法、笑いの療法など)

・「エネルギー療法」(セラピューティックタッチ、色彩療法など)

・「その他」(びわの葉温灸/温熱、酵素療法など)

代替療法とは、「がんそのものを治したいがために使う」ものだと番組では紹介していました。
(この日は(他の病の患者ではなく) “がん患者” にとっての代替医療がサブテーマでした)

特に末期がんや再発転移の患者さんにとっては、藁をもすがりたいという思いがあります。患者本人だけでなくその家族もそうでしょう。
そこが落とし穴であり、そこに目をつける輩がいるわけです。

代替療法と聞いて気をつけなくてはいけないことが2つ挙げられていました。

①情報の信頼性
今やインターネットでの情報は、氾濫している状態にあります。検索すれば関連記事が本当にたくさんでてきます。どれが本当なのか、信頼できるものはどれなのか、いや事実や信頼できるものがあることすら分からなくなってしまうほどです。情報があふれ、患者さんは余計に混乱します。

②悪質業者の存在
番組のメインともいえる「悪質業者」についてです。
おそらく、ほとんどの患者さんが、「代替療法」で戸惑い、悩み、そして絶望や後悔するのは、この悪徳業者に騙されたと思った時ではないでしょうか。
この番組でも、代替医療についてどうこうというよりも、代替医療と謳っている業者に「騙されないため」の警告が主だったようです。

悪質業者との出会いは、主にインターネットからのようです。そこには、いかにも「治りそうだ」「治るかもしれない」という魅惑的な文章が並んでいます。
切らない・苦しまない・再発しないなどの言葉が飛び交い、それを読んでいるうちに「これを使えば絶対に治る」という心理的な変化が起きてしまうようです。
何しろ相手はだますプロです。こうした文章を書く「プロ」もいるそうなので、患者さん、ましてや西洋医学から見放されたと感じている患者さんが容易に騙されてしまうのもわかります。

悪質業者が手を変え品をかえ、様々なもので患者を引きつけようとしますが、どのようなものがあるのかを番組でも紹介していました。

・健康食品やサプリメント類
誤解のないように書いておきますが、ここにあげるのはあくまでも「悪質業者」の手によるもののことです。例えば、あまりにも高額であったり、成分があやふやである。販売会社や製造会社の存在が架空だったりすることもあるようです。

また、違法だとわかってものを売る悪質業者もいます。
番組では例えとしてこんなものを紹介していました。

・ゴムのベスト(これを着ればがんが消える)
・ペン型の器具(ペンの先を当てて治す)


このほかにも、私が思いつくのは、磁気枕や布団(数10万するらしいです)、がんが治るといわれる水、傍に置くだけで癒されがんが消滅するというヒーリングストーンなどなどです。

それでも「がんが治る」とか「がんが消滅」「腫瘍が消えた!」という謳い文句が付いています。

現に、悪質業者の元スタッフ(従業員?経営者?なんだったか忘れた)の証言とやらも放映していました。

「がん患者は“カモ”」だと。

先述したように、患者たちを信じ込ませるためにプロが文章を作ります。
「腫瘍が消えた!」と書き、「○○研究会」とネーミングする。
「研究会」とついているだけで「そうかちゃんと研究している機関なんだ」と患者は勝手に思ってくれると彼はいっていました。
そして、原価が1000円ぽっちのものを、5万、10万の値をつけて売る。
これも、患者のほうが「高いもののほうが効く」と思ってくれるからだそうです。
また、「治った人の体験談」を載せることも患者の気持ちを揺らがす方法の一つようです。

「治った人がいる」という情報は、患者にとって心強くそして信頼してしまう要因なのかもしれません。

番組内では、卵巣がんの女性や、45歳で乳癌で亡くなった女性の父親、現在抗がん剤で治療中の50代の乳癌の女性がインタビューを受けていらっしゃいましたが、皆何を信じて治療を進めていけばいいのか、迷ったり悔しい思いをされたりしていました。

代替医療を利用している患者の約6割が、医師に相談していないという数字もでていました。

病院での治療以外のものを求める、そしてそれを医師にも言わない。
ここに、西洋医学の問題点が潜んでいるのかもしれませんね。

治療を進めていくうえで、「医師との信頼関係」「精神的ケアの必要性」という大事なことが欠けているからだと思います。
パネラーの山田邦子さんもおっしゃっていました。「医者と信頼関係を築きたい。でも医師たちは皆忙しくてなかなかコミュニケーションをとる時間がない」と。

本当に多忙なお医者さんたちに、もっと時間を割いてくれというのは言いだせないものです。私の主治医も相当疲れているはずですし、時々それがわかるくらいの時もあります。(でも彼はできる限り話を聞いてくれる素晴らしい医師です)

アメリカには代替療法センターという機関があるそうです。ここでは治すというよりも、あくまでも西洋医学の足りない部分を補うことが目的とされているようですが、日本にもこうした機関があり、治療している病院とセンターとのつながりなどがあれば、患者も医師に黙って代替療法に走ったり、迷い道にはいりこむことも少なくなるのかも知れません。

番組を見て、必要な治療をしっかり受けていくためにも、そして医者と家族との信頼関係を深めていくためにも、患者自身の意識も変えていかなくてはいけないと痛感しました。
藁をもすがりたい気持ちを、悪質業者に利用されているわけです。
藁にすがったら溺れやすいということを、患者もしっかりと認識しなくてはいけません。

サイバーパトロールがネット上の違法業者をチェックしているようですが、悪質業者は手を変え品をかえ、今後もなくなることはないと思います。
だからこそ、自分の身は自分で守るという意識は絶対に必要です。

☆インターネットはうその情報も満載である。
☆体験談もやらせであることもある。
☆治った人もいるかもしれなけど、成功者はほんのまれである。
☆(悪質業者販売の)健康食品の中には、重篤な副作用となる原料が含まれていることもある。
☆あまりに高額なものはぼったくりである可能性が高い
☆現在行っている通常治療をやめない


自分の身体です。人生です。
誰も代わってはくれないのです。




代替補完療法の、「補完」となる療法については、テーマとは外れたためかほとんど触れられていませんでした。
次回のブログには、「現代医療と補完療法」について私の考えをつづってみたいと思います。




pua honeyプライベートブログ《Allhealの森》



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詳しい情報ありがとうございました!
補完代替医療については、いつも興味があったので、とっても参考になりました☆エビデンスがないので(アロマは多い方ですが)医療者にはなかなか受けれられにくいのが、ちょっぴり悲しい。

庭師の方のブログ、読んでくださったんですね。
(ふたつブログ書いています)
ありがとうございますv-16
アロマセラピストとして、医療機関でお仕事したいのですが・・・
途上中で~す(・。・;

kemoさん

テレビで放映していた情報(ちょびっとの+α)を主体に書かせていただきました。

一番のテーマは悪質業者に気をつけましょうということだったようですね。

あまりアロマや他の補完療法についての説明がなかったので、悪質業者と一緒にされなくてよかったと思う反面、アロマなどがどう評価されているのかも知りたかったのでちょっと残念でした。

日本では精油自体が雑貨扱いですからね。。。。
医療との関係はとても難しいですね。
それについても思うところがあるので、今度また記載していきたいと思っています。


  • 2010/03/25
  • pua honey ◆ -
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Author:pua honey
英国IFA認定アロマセラピスト
ARTQ認定妊産婦ケアマスター
びわの葉温熱療法指導員

乳がん&甲状腺がんのダブルキャンサーサバイバーで、超デカ筋腫持ちです。

このブログでは心と身体と暮らしについてのケア方法や体験を綴っていきます

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