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エストロゲン依存疾患と精油

定期購読している「aromatopia 93」の特集が“ホルモン精油の働きを考える”だったので、楽しみにしていました。

参考になった記事やデータもありましたが、やっぱり本当に知りたいことはまだまだ解明されていないのだな・・・というのが実感です。

やはり私が一番知りたいのは、表題にある「エストロゲン依存疾患と精油」の関係です。

乳がんと子宮筋腫と、2つのエストロゲン依存疾患を持つ身として、そしてアロマセラピストとして、この二つの関係については、もっとくたくさんの情報を得たいと思っています。

私自身は、エストロゲン依存疾患をもったお客様には、エストロゲン様作用のある(含有量が多い)精油は使用を避けています。
たとえば、フェンネル、クラリセージ、ニアウリなどです。

また、その他の精油にも、避けたほうがよいと言われる、いわゆるホルモン調整作用の精油はたくさんありますが、それらについては個々の状況に合わせて低濃度で使用することもあります。
たとえば、ゼラニウム・ローズ・サイプレス・イランイラン・サンダルウッドなどです。
ただ、これらの精油を2つ以上一緒に組み合わせることは稀です。全くないわけではないですが、クライアントさんの状態によります。

aromatopiaの記事の中に、「アロマトリートメントなどでの精油成分の皮膚吸収はごく微量であり、エストロゲン作用・ホルモン調整作用がある精油を、エストロゲン依存疾患に対して使用することは一概に禁忌とはいえない」という文を見つけ、「確かに」と納得する部分もありながら、「でもはたしてそうなのか」という疑問も同時にわき起こります。

乳がんの治療は、長期にわたります。 抗がん剤治療にしてもホルモン治療にしても、患者はその間、肉体的にも精神的にも苦痛を伴う場合があります。

そして病理の結果によっては(よらなくてもかな・・・)、経験した者でしかわからないであろう「再発」への不安が常に付きまといます。

そういった状況下で治療をしている患者さんに対して、エストロゲン作用のある精油を、私は使うこと(皮膚吸収させること)はできません。たとえ低濃度であってもです。
ホルモン調整作用のある精油も、その精油がどうしても必要である場合に限り低濃度で使用します。もちろん個体の状況によっては低濃度でも使用しません。

私自身、この身体にエストロゲン作用のある精油(フェンネルやクラリセージ)を使う勇気はありません。心身共に拒否してしまいます。以前低濃度で使用したにも関わらず、お腹が張ってきて筋腫が大きくなるような気がし、怖くてやめてしまいました。
もしかしたら同じ疾患を持つ身で、「全然大丈夫!」と使用する方もいるかもしれませんが・・・・私はだめでした。

たとえ身体的になんら変化がないとしても、心理的にマイナスになってしまうのであれば、アロマセラピーとしても意味がありませんし。

理論的に、数字的に禁忌(絶対ではなく一概にであっても)と言えないとしても、精油の持つ、いうなれば自然の持つ力を、侮ってはいけないと思っています。
人間の体も個体差があり、身体の中でどう反応するかは、私たちアロマセラピストには測定不能です。

だからといって、精油を使用することを必要以上に怖がらなくてもいいとも思っています。

アロマの利用法は様々ですし、何のために精油を使用するかを吟味し、トリートメントをする場合は濃度や塗布範囲、そしてクライアントさんの心身の状態をホリスティックに観察することで、おのずと使用する精油や方法は決まってくると思っています。

どの精油を受け入れてもらえるのか。 非科学的で否定されそうですが、私はオーリングも取り入れています。(これだけで決めることはありません。あくまでも補助的にという意味です)

わずかだから大丈夫。ではなく、あくまでも個体を主とした選択ができなければ、乳がん患者さん(他エストロゲン作用疾患の方)の心身の応援はできないと思っています。

本当にまったくもって大丈夫だと言い切れるのなら、私もこの身に不安な気持ち抜きで使ってみたいものです。

謎だらけの自然界の力は、私たち人間に大いなる幸と困難を、分け隔てなく与えてくれる存在であることを忘れてはいけないと、心にいつも留めておかなくてはと思っています。


****☆****★****☆****★****☆****★****☆*

乳がんの方から薔薇の香りのする製品(シャンプーなど)も控えた方が良いのか、という質問を受けることがあります。
身体に影響を与えるほどの成分がどのくらい含まれているのかがわかりませんので、絶対大丈夫ですとは言えません。
ただ、私だったらどうするか?と聞かれたら、時々香りを楽しむ程度に使用する分にはいいのではないかと思うと答えます。それよりもシャンプーに含まれる合成化学物質の方が気になります。

また、乳がん患者は大豆イソフラボンが凝縮されたサプリメントは避けた方が良いのと同じように、薔薇のエキスを凝縮した飲料やサプリメント(口臭予防?)など、成分がギュッと詰まっているものを経口常用することは避けた方が賢明かなとも思います。

いずれにしても、疾患の程度や治療の内容、治療後の年数、年齢などで、影響力は変わりますので、やはり個体差によるとしか言えません。



pua honeyプライベートブログ《Allhealの森》



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乳がんのアロマテラピーについて

現在乳がんの手術後のホルモン療法を受けています。ホットフラッシュがひどく、アロマテラピーが効果があると書いたものを見たのですが、エストロゲン作用のあるものについてはっきり書いてあるところが少なかったのでいろいろ調べていてこちらにたどり着きました。本職の方でも同じようなことで悩まれるのですね。自然の力って不思議ですものね。私は、クラリセージはやめておきますが、ゼラニウムをちょっと使ってみようかと思いました。何か新しいことがわかったらまた教えてください。

  • 2009/08/03
  • まるこ ◆ 9O1bZSkM
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まるこ様

コメントありがとうございます!

まるこさんも乳がんのホルモン療法をうけていらっしゃるのですね。

ホットフラッシュは私も経験しましたが、なんともいえない不快感がありますよね。
辛さお察しいたします。

正直、どこの誰もが精油の確かさを分析できないのが実情だと思います。
現在もそしてこれからも。
でもアロマセラピーはそれでいいのだと思っています。

わからないからこそ、自分の身体によく聞くことが大切になってきます。
明らかに誰もがリスクが高いという精油を除いて、後は濃度や鮮度に気をつけながら、
どうぞ心地よさを楽しんでください。

アロマセラピーは、やはり心地よくなるためのものだと私は思うのです。



  • 2009/08/03
  • pua honey ◆ -
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悩みます

私はエステティシャンでアロマトリートメントをしてきました。そして昨年、私自身が昨年乳癌になり、乳癌や子宮癌の患者様にはエストロゲン様作用のある精油は避けたほうが良いと知りました。しかし、お客様は乳癌ではない方がほとんどで、施術する私自身が乳癌なので、お客様には使用したい精油でも、エストロゲン様作用がある精油は私自身には避けたいという感じで、いつも精油を選ぶのに苦労していました。
同じような状況の方で、どういうふうに施術されているか良いアドバイスでもいただけたらと思います。

  • 2011/07/19
  • ブンブン ◆ -
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ブンブンさん

はじめまして。puahoneyです。

確かに乳がんや婦人科系がんを患った方は、
エストロゲン作用を含む精油は避けた方がいいですね。
お客様がそういった患者さんである場合はもちろんですが、アロマセラピストも皮膚吸収をしますので、やはり使用を避けるべきだと思います。

私は今は精油を使った施術をすることがほとんどないのですが、もしブンブンさんと同じ立場になたっときどうするかというと、やはり自分の身を守ることを優先します。

お客様にはエストロゲン様作用を含む精油を使用した方がいい場合もです。

他の精油で代用するか、あるいはご自身で精油を購入していただき、その使用法についてアドバイスをさせていただきます。

どうしてもそうした精油を使用して施術してほしいと言われたら、信用できる他のセラピストさんをご紹介させていただくと思います。

自分の身体を大切になさってください。
それはいちばん大事なことだと思います。

でも、精油の働きは、1種類につきひとつではありません。
そしてお客様の身体の状況もさまざまです。

精油を上手に使っていただければ、
エストロゲン様作用を含まない精油でも、
ほとんど対処できると思っています。

  • 2011/07/20
  • pua honey ◆ -
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アドバイスありがとうございました。

早速アドバイスをしていただいていたのに、コメントが遅れてしまい大変失礼致しました。

やはり自分の身体を優先するのが一番ですよね!

乳癌(左胸)になって一年、先月、今度は右胸にシコリを発見!すぐ検査をしてもらったら、乳腺膿胞でした(ホッ)。安心したのもつかの間、今度は右腕にシコリを発見!まさか、転移?医師からは多分、血栓だと思うけど、不安だったら傷が残るけど採る?と…『採ってください!!』

一応病理検査に出しておくね!と…

結果は、血栓でした(ホッ)。

こんな事が続いて、結果は大丈夫でしたが、やはり、エストロゲン様作用のある精油を使用したのがいけなかったのかなと思い、やっぱり使用するのは控えようと思いました。

アロマのトリートメントのお客様には、私が乳癌だということは話していなかったのですが、これをきっかけに正直に話して、知り合いのアロマセラピストの方を紹介しました。チョット残念ですが(涙)。

その知り合いのアロマセラピストの方が、メディカルアロマ…?の勉強をしているというのを聞き、私も自分の為にももっと詳しく勉強して、レベルアップしようと思いました!

  • 2011/08/29
  • ブンブン ◆ xfEiCw62
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ブンブン

ブンブンさん。

まだ転移の不安が付きまとう時期だと思います。
でもよかったですね。

血栓や乳腺膿胞とはいえでも、何かしらの身体からのサインだと思うので、
無理なさらずにどうぞお気を付けくださいね。
手術されてから1年以上たっていても、まだ身体は疲れやすくなっていると思います。

精油はいまだに解明されていないことが多いですから、
セラピストは知識以上に慎重に使うべきだと思っています。

でもやっぱりアロマはいいですよね。。。
しばらく離れていた時期もありますが、
やっぱり離れられないです。

お勉強されてもし目新しいことがわかったら、
ぜひ教えていただけると嬉しいです。

  • 2011/12/08
  • pua honey ◆ -
  • [ URL ]
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偶然のヒットにビックリしました。

最近乳ガンの方のトリートメントをさせて頂く事が多く、勉強させて頂いてます。

たまたま、検索にヒットして、お邪魔しました。

[この方実践されてるわぁ~]
[良く勉強されてるわぁ~]

と読ませて頂き、

どんな方が書いているのかしら?と思ったら!

なんと、なんと!

Mさんだったのですね!

これからも、自分の体の様に、ご縁のある方のお体を考えながらトリートメントさせて頂こうと、改めて思いました。

ありがとうございました。

  • 2015/02/01
  • 渡辺なおみ ◆ -
  • [ URL ]
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なおみさん

こんにちは♪

なおみさんに読んでいただけるなんて光栄です♪

こちらのブログは全く更新しないでいるので、埃かぶってたでしょ。。。^^;
そろそろまた再開しようと思っています。

なおみさんご活躍ですね!!
私も見習わなくちゃ・・・。

最近は、もっぱら猫保護活動に重点を置いてしまっていますが、
今でもご常連のがんの方のケアはひっそりとさせていただいております。


  • 2015/04/21
  • pua honey ◆ -
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pua honey

Author:pua honey
英国IFA認定アロマセラピスト
ARTQ認定妊産婦ケアマスター
びわの葉温熱療法指導員

乳がん&甲状腺がんのダブルキャンサーサバイバーで、超デカ筋腫持ちです。

このブログでは心と身体と暮らしについてのケア方法や体験を綴っていきます

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