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2007-07-10 Tue 21:11
「歩く添加物辞典」と呼ばれた、安部司さんの講演会に行ってきました。
安部さんは、かつて食品添加物専門商社に勤め、食品の裏側を熟知している方です。 現代の食生活において、食品添加物なしのものを口に入れることは、至難の業かもしれません。 でも私たちは、添加物は身体に良くないことがわかっています。できればとりたくないと思っています。それでも添加物だらけの食品はなくなりません。 どうしてでしょうか? 大量生産で安くでき(売り手が)儲けられるからです。 そして消費者が求めるからです。 消費者は、安心で安全なものじゃなくては嫌だ!といっておきながら、でもおいしくて見た目がきれいで整っているものを好みます。 要するに、メーカー側も、消費者側も添加物のデメリットには目をつむりメリットのみに目を向けているわけです。 食品添加物の5大メリットがあります。 1、安い 2、簡単 3、便利 4、美しい(見た目が) 5、味が濃い(おいしい) こうしてみると、作る側と消費者側の需要と供給がぴったりマッチしています。 虫の食った葉物、まがったきゅうり、大きさの不ぞろいなトマトやにんじんは嫌だという。 でも形や色がそろっていて虫も食わないようなものは、まさに虫も嫌がる農薬や化学肥料を用いて作られているのです。 老舗がつくる醤油は高いばかりで味がおいしくない、なんていう人もいます。1L198円の方がおいしいという。 これはまさに化学調味料によって味覚が麻痺している証拠です。 安部氏は、コンビニで購入した(たぶん)こんぶのおにぎりとミックスサンドイッチとポテトサラダを用意していました。 消費者にとても人気のある商品です。 サンドイッチの卵はきれいな黄色でした。 きゅうりも何時間もたっているであろうに、新鮮瑞々しさを保っています。 ポテトサラダは色白で、マヨネーズの黄色っぽさはまったくありません。 野菜がたくさん入っているにもかかわらず、水っぽくなっていません。 そして日持ちもします。22℃前後の気温の中で24時間置いておいても、味の変化がありません。腐らないのも自慢です。 すべて添加物様のおかげです。 沢庵の色づけも、その場で様々な化学物質を用いてあっという間にきれいな黄色のものを作って見せてくれました。 スーパーでよく見かけるおいしそうな色合いの真っ黄色のものと同じです。 安部氏は更に、ただの水から市販のレモンやオレンジ、メロンジュース(無果汁)さえも作ってくれました。 こどもたちは添加物は怖〜いといいながら、色や味や香りがつくと、皆おいしいおいしい!といって、この添加物まみれの水をごくごく飲んでしまうそうです。 よく大人たちは、「もうこの年だからいいんだよ。いまさら添加物なんか気を使ったって遅いし」といいます。 そう。もうそうやってあきらめている人はいいです。 私も放っておきます。 でもこどもたちはどうでしょうか? 添加物だらけの食べ物が本当においしい食べ物だと思い込んでいます。本物の味を知らないこどもが育っていくとどうなるでしょうか? そしてもちろん健康状態も心配です。 大人たちが食べ続けている限り、添加物まみれの食品はなくなりません。 それを大人はいいけど子ども達は絶対に食べてはいけないといえますか?食べさせないようにできますか? 子どもは、大人達が作っていく世界で成長していきます。大人や親が、食を見直していかなければ、こどもたちだけ無添加生活なんて無理に決まっていますよね。 そうなんです。一番怖いのは、今のままでは私たち大人の身体が云々よりもこれから成長していく、これから生まれてくるこどもたちを守ってやることができないということなんです。 そして食べ物は身体だけでなく、心まで影響します。 人間形成に食べ物は関係ないでしょうか? 安部さんはいくつかの感動話をしてくれたのですが、その中で私が一番心に残ったのは、「うんこ弁当」の話です。 これからお食事の方ごめんなさい。でも感動したんです。涙ぐみそうになりました。 小学生の子が、おばあちゃんの手作り沢庵をお弁当に入れていきました。その沢庵はもちろん無添加ですし自然の色をしていますから、色は黄色ではありません。おそらくシワシワとした昔ながらの沢庵だったのでしょう。 その沢庵を見つけた同級生が、「なんだーそれ。うんこみたい。うんこが入ってる。う○こ弁当!う○こ弁当!」と囃し立てたそうです。(連発は辛いので○つけました^^) 意地悪な子というよりも可愛そうなこどもたちです。 でも言われた子はえらかった! 言い返したのです。 「これはばあちゃんが一生懸命作った沢庵だ!うまいんだぞ!」と。 こどもに“う○こ弁当”といわせてしまった親と、うまいんだぞ!を言わせた親。 どちらが悪いとか良いとかの問題は今は問いません。 ただ、食の意識は親(大人)から変えていかなければいけないということが、どれだけ大切であるかが良くわかります。 母親が素材を使って料理を作る。その姿からこどもたちがどれだけたくさんのことを学ぶことができるのか。食のありがたみ、命のいただくことの尊さ。今一度大人がしっかり考え直さなくてはなりません。 今日の講演会ではまだまだたくさんのお話がありましたが、とてもここには書ききれません。 ただ、添加物を目の敵にし、それを作る側を加害者にしようとしている消費者こそ、添加物を容認していることを自覚するべきだと思いました。 そしてこどもたちを本当の被害者にしてはいけない。 更にもうひとつ。 本物を作る職人や農家をつぶしてはいけない。 添加物を通してこの3つが主たる課題として私の心に強く残りました。 絶対に食べるな!というのは、いきなりは無理でしょう。 でもせめて調味料だけは、本物を使いたいものです。 *会場は照明が暗く、安部氏のテンポのよいお話に、メモすることができなかったので、思い出しながらズラズラと書いてしまいました。読みにくくて申し訳ありません。。。 |
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| 愛しい日々 |
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